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速読ワンポイント(11)「喜怒哀楽を表現する」


 速読講座を行い、受講生の方と接していて感じるのは、「喜怒哀楽」というも
のが実は大きなものになっている、ということです。

 授業で、私が何かを話したとき、リアクションをしてくれる人の方が、良い結
果を出していきます。頷いてくれたり、驚いたり、そんなことです。

 反対に、やや斜めに構えて話を聞いてしまいがちな人は、あまり良い結果は出
せなかったりします。

 何がどう違うか、考えてみます。

(1)集中度が違う

 リアクションをしてくれる方の方が、漏らさずに話を聞いてくれます。仮に漏
らしてしまったとしても、そのことについてのアクションがあれば、私の方でフォ
ローができます。分からなかったならば、わからない、と声を発していただくこ
とが大切です。

(2)数字の受け取り方が違う

 講座では、いろいろな訓練を行ない「数字」を出していきます。「10」だっ
た数字を次は目標を持ち「12」に伸ばそうと頑張っていただくわけです。
 頑張って目標に達したとき、喜ぶ人は、次へのステップしていくことが出来ま
す。しかし、「たまたまだ」「あまり変わらないな」という考えになってしまう
と、そこで停滞してしまいます。次へのステップアップをしようという意欲が無
かったならば、自分の力を伸ばすことはできません。
 ちょっとした数字の違いに対して、どのような気持ちを持つかというのは、実
は大きなことです。

(3)身体全体で考えていく

 本を読むという行為は、その内容を頭の中で処理をすることでもあります。い
わゆるイメージして読むということでもあります。しかし、これは難しい人にとっ
ては、とても難しいものです。
 熱い、寒い、痛い、嬉しい、そうした感情を、できるだけ身体全体で感じるこ
とが、この頭の中での処理というものを、活発化させていきます。


 喜怒哀楽を身体全体で表現すること。実は単純なことかもしれませんが、これ
らのことを良い方向にしていくものだったりします。
「速読講座というのは、人によってその効果は違う」という見方をしている人は
いるかもしれません。しかし、授業を行なう側から見てみると、こうしたところ
で、効果を出す人と、そうでない人とでは、差が出たりします。

 普段の読書や生活でも、こうしたことを行なうのは可能です。本を読むのが速
いという人は数多くいます。よくよくみると、喜怒哀楽の表現が豊かだったりし
ていないでしょうか。逆に読書が苦手だ、遅いという方は、ネガティブに考えた
り、自信が無かったり、斜めに構えてしまいがちです。


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